昨年末、立ち退きにあい。
夫とわたし、2人の終の棲家を作ります。
60代からの家づくり 最初から値引かれていた土地? 50代セミリタイア主婦の挑戦
わたしたちが購入したのは25.53坪のとても小さい土地。
建ぺい率50%容積率200%。
建てられるのはまさに、狭小住宅です。
歩いていてこの土地を見つけて契約、となったわけですが
実は、契約する前から不動産屋に「お安くしますよ」としきりに言われていたんです。
わたしたちは、まさか、と本気にはしていませんでした。
土地の説明を聞いていざ契約、となったときに「50万、値引きしますね」と言われたので「え?あ?そうなんですね」と喜ぶ以前に驚いた。
こちらから値引きの話もしないのに値引きされ、具体的な値引き額をあっさり提示されてあっけにとられたというか。
なにはともあれ、1000万円で売りに出されていた土地、950万円で購入することになりました。
60代からの家づくり 安い土地、実は理由があった 50代セミリタイア主婦の挑戦
考えてみるとこの土地、それなりに売りにくさがあったんだろうなと思います。
その理由は、こうです。
①土地の北側に県の所有地がくっついている
実は北側、遊歩道に面した部分、将来の河川工事のために一部、すでに土地買収されていました。
つまりこの土地、すでに立ち退きにあっている土地だったのです。
わたしたちの家も河川すぐそばに建っていて今回立ち退きにあいました。同じ境遇ですね^^;
買収された土地部分が使えたら建てる家ももう少し大きくできましたが、しかたありません。
②土地に接する遊歩道のすぐ向こうは河川
川は土地から5mくらい下に流れていて、川幅は5mくらい。
護岸工事がされていてコンクリートで川の両岸をしっかり固められています。
しかしこのあたり、実はハザードマップに載ってしまっているんです。
それはもう承知の上なのでしかたないのですが、そんなことを聞いたら普通はちょっと気になる、いや、だいぶ気になる事項ですよね。
「ハザードマップに載っている土地はまず買わない」というのが土地探しの鉄則です。
実はわたしたちが住んでいた場所は同じ川のすぐそば、それもこの土地からあまり離れていません。
つまり、住んでいた家も以前からハザードマップにしっかり載っていました。
きっと「ハザードマップに載っている土地を買うなんて、恐ろしい」と思われるかもですが、50年ほどこの川のそばに住み続けた経験をふまえて、再びハザードマップに載っている土地を買うことを決めました。
その理由は、新しく購入した土地はハザードマップに載っていますが川面から5mほど高台にある土地。
同じ川のすぐそばに住んでいて相当大きな台風や洪水に直面した経験もありますが、まずこれくらい高台にある土地ならば被害をこうむる可能性は低い、と判断し、購入にいたりました。
③土地がかなり小さい
25坪ほどの小さな土地、そして建ぺい率が50%、容積率200%。
3階建てにはできないので1、2階とも13坪くらいのほんとうに小さな家しか建てることができません。
そうなると、若いファミリーや2人以上家族がいるご家庭だとまず住みにくいことと思います。
60代からの家づくり あえて「いわく付き」の安い土地に住む 50代セミリタイア主婦の挑戦
総合すると、この土地は、ちょうどわたしたちのような2人所帯で、このあたりの環境を知ってるひとぐらいしか購入しないかもしれません。
ハザードマップに載っていることを知るとやはり購入を躊躇されるだろうことは否めません。
そんなこともあり、売主さんもこの際、値引いてでも早く手放したかったのかな?と思ったりします。
わたしたちは少しでもお安く土地が手に入ればうれしい。
ハザードマップに載った、いわゆる「いわくつき」の土地に住むことになったのかもしれませんが、北側が川に面して開けているこの土地。
いろいろ見て歩いたどの土地より、わたしたちにはやっぱりときめくものがあります。
ひとの心身を植物で癒やす。
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