わたしたちは2021年に立ち退きにあって、2022年に家をつくり引っ越しをしました。
2階建て、各10坪の小さな家、わたしたちはいま別々の部屋で過ごし、寝ています。
【60代夫婦の暮らし方】夫婦別々の部屋で過ごすことに
2階建て、それぞれ10坪、小さい家を建てる。
夫婦の寝室はどうしようか。
最初家づくりをはじめたとき、寝室の場所に悩みました。
本来ならば1階を寝室にしたかったんですが、我が家は1階の玄関スペースを広く取りたかったため、ちょっときゅうくつですよね、という話になりました。
しかし、1階の居室は狭いけど、夫婦二人、眠れないことは、ない。
どうしようか。
そう考えているうちに間取りが決まって家づくりが始まって。
できあがって引っ越しした。
さて、どこで寝ようか。
わたしはずっと考えていました。
夫婦別々の部屋で過ごすのもいいんじゃない?
いまがそのタイミング。
【60代夫婦の暮らし方】夫婦別室 両親を見て決断
夫婦別々に過ごすことに踏み切ったのは、わたしの両親のことが大きく影響しています。
父は以前会社員で、勤めている間は帰りが遅く、午前様になることもしばしば。
典型的な昭和のサラリーマン、勤務が終わってからも付き合いがあって遅くなることが多かった。
そんな父親が定年を迎え、2回さらに就職をし、最終的に仕事を辞めたのは60歳を過ぎたころだったと思います。
専業主婦だった母親はずっと家にいなかった父親が自宅にいることでノイローゼになりました。
母親は朝、父親やわたしたち子供を見送って、昼から夕方まではひとりでマイペースに過ごすことに慣れていたため、父親が1日中家に居ることが相当ストレスだったようです。
父親は会社人間だったので趣味はほとんどなく、たまにゴルフに行く程度。
昭和の高度成長期、バリバリ働いてきたお父さんが定年をむかえて何もすることがなく、というよくあるパターンです。
いまは両親がどう過ごしているかというと、1階と2階でなかば別居状態です。
朝、昼はお互いに好きな時間に起きて食べ、夕食だけ一緒に食べている様子。
母親は自分の趣味や友人に会うなどお付き合いが多いので、昼間は外に出かけることが多くなった。
一方、父親は父親で絵を描くなど新しく趣味をつくったりしていますが、母親ほど外に出かけたり誰かと会うことは少ないようです。
そういう両親を見ていると、もうそろそろお互い自分の部屋で過ごして眠るのはお互いにとっていいかも。
そう思ってこの機会に夫婦別室生活が始まりました。
【60代夫婦の暮らし方】夫婦別室でかえって円満
平日は夫は仕事に行くので夕飯は一緒に食べ、夕飯が終わったらお互いの部屋で好きなことをして過ごす。そして、眠る。
なにか話したいことがあったらそれぞれの部屋をたずねて話しこむこともあります。
休日は朝食は別々ですが昼、夕飯は一緒。
一緒に買い出しに行く、釣りに行く、ウォーキングがてら買い物や図書館に行ったりと、二人で過ごす時間多めです。
わたしはあまりテレビは見ない、だけど夫はテレビっ子。
わたしは暗めの照明の部屋が好きだけど夫は蛍光灯の明るい部屋が好き。
寝ているとき、夫がトイレに起きる回数が多くなった。
以前は夫婦同じ部屋だった、だけどだんだん過ごし方の違いにストレスを感じるようになった。
けっして仲が悪いわけではないけれど、お互いの過ごし方を尊重し、老後を考えたら夫婦別室が居心地良い、という結果になりました。
別の部屋で過ごそう、寝よう、と最初に夫にもちかけたとき、正直、夫は良い顔をしなかった。
夫婦は一緒の部屋で寝るものでは?俺のこと、嫌いになったの?ってとこでしょうか^^;
でも、別室で過ごすことでかえって衝突することが少なくなりましたし、夫婦仲は悪くなっておりません。
かえってお互いひとりの時間を楽しんでいる。と思う。
夫がリタイアしたときのことを考えても、ひとり一部屋のこのスタイル、良いタイミングだったと思っています。
vlogでは日々の暮らしをつづっています。
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