わたしは小さい頃、授業中、ノートの端に間取りを書くのが好きな子でした。
なんで間取り!?
ってなりますよね。
授業中、ノートの端に書くのはかわいいイラストとか文字とかそんなのだったよ?
って思いますよね。
わたしはなぜか間取りを描いて妄想してました。
現実逃避だったんでしょうか。
それがきっかけかどうかはわかりませんが、この世に生を受けてから今まで、引っ越しすること17回。
親元を離れるまでに3回、離れてから14回。
5年間アメリカに行ったときも1回家を変わっています。
なぜこんなに引っ越しを繰り返すことになったか。
それは前夫の転勤が多かったから、ですね。
それと、20代後半、マンションを買ったり一人になったりしたからです。
ひとってそれぞれの経験でこうやって引っ越しを繰り返すひと、まったく引っ越しをしないひと、分かれますね。
引っ越しして良かったこと? 50代セミリタイア 振り返る
別に引っ越ししよう!したい!と思ってしたわけじゃないんですよ。
と、引っ越しが多いひとは言うかもしれない。
けれど、必然的に引っ越しすることになったのかもしれない。
わかりません。
しかし、引っ越しして良かった、と言えることは、
いろんな場所に住めた、経験できたこと。
くらいでしょうか。
アメリカに住んだときはよかった。いろんな経験ができました。
最初はアメリカの一軒家。
バスルームが2つあって部屋数がとんでもなく多くてぜんぜん使わなくて。
暖炉があったり大きなオーブン、食器洗浄機付きの台所。
洗濯機も乾燥機も大きい。
そんなテレビでしか見たことなかった暮らしをしてみて、ああやっぱり落ち着かない、と思ったり。
その一軒家から由緒あるアパートメントに引っ越して一部屋に住んだけどやっぱりなんだか大きなオーブンと冷蔵庫がついててバスルームのバスタブ方式がいまいちしっくりこなくて。
でも市松模様の台所の床、かわいかったです。
アメリカで住んだ家たちは唯一引っ越しして良かった場所、と言えるかもしれない。
とにかく引っ越しが多かったので、そのたびに物を捨て、また買い、を繰り返していた。
そんな暮らしだったからもちろんお金もたまるはずもなく。
引越し先が大きいほど物を買う、たまりますね。
これって黄金律、亀が大きな水槽で飼われると水槽に合わせてどんどん大きくなるのと同じ原理かもしれない。
まったくわたしの人生、たまったもんじゃない人生ですね。
不動産は若いうちに買わない 50代セミリタイアの教訓
そして、一度だけ不動産、マンションを買ったことがあります。
20代後半、バブルが弾けた頃。
前義理の母にすすめられてのせられて買ってしまった。
そして離婚するときに評価してもらったら3分の1になっていました。
泣くに泣けない大きな失敗。
若い頃は不動産は買うもんじゃない、といまになって思います。
何の知識もなかったのに前義母のわけのわからないすすめにのせられて大金を払ってしまって。
いま振り返って、もしわたしが若いときに買うとしたら、将来手放したとき、絶対に価値の上がるところに住む。
そういうところ以外、手を出しちゃいけない。
家を購入するなら子育てが終わる50代頃で良い、とも思います。
老後を見据えて家を買う。
70,80代のひとの身体機能を見ていたらどんな家に住むべきかがよくわかります。
賃貸にずっと住み続けるのもいいけれど、高齢になったら住み続けることができなくなるかもしれない。
不動産を買うなら定年前、定年後でもいいかもしれません。
しかし自分で家を設計したりリフォームをする、引っ越しもある、となるとまだ力のある60代までには「終のすみか」を想定した家を作っておきたい。
それか、賃貸に住んで、いっそ介護付き住宅に住み替えるか、です。
そういう住宅がまだあれば、ですが。
わたしはできるだけ住みたくないですけれど。
死ぬまで住みたい家を考える 50代セミリタイアの教訓
そんな引っ越し貧乏、不動産貧乏のわたしなので、もう引っ越しはしたくないですが、もしかしたらまだするかもしれない。
いまは夫の持ち家に住んでいるので引っ越す心配はない、かもしれない。
でも今住んでいる家は50年くらいたっているので、もしここに住み続けるならわたしはリフォームしたほうがいいと考えています。
段差はあるし2階部分はたぶん歳を取るともう使わない。
家具やらものが多すぎる。
夫はどう考えているんでしょう。
夫はそういう話を持ちかけると避けようとします。
どうやら若い頃からずっと住んでいた今の家以外に住むことを考えたくないようです。
気持ちはよくわかります。
わたしもいまは両親だけが暮らす実家がなくなると聞いたらとても複雑な気持ちになるでしょう。
でもいつかは考えないといけない問題でもある。
わたしは海に近いところに住みたいなんて思ったりしますが、いまのところむずかしそうです。
わたしはこれから数年のうちにこの家をリフォームすることを考えながら暮らすつもりです。
夫が考えなくてもわたしはそろそろ想定しておく。
家って大きな買い物ですし、引っ越しも心身ともに疲れます。
もし住みやすい家を考えるならまだ力のある60代まで。
それでも健康を害してしまったら頓挫してしまいますから。
早いうち、いまから考え始めます。
★園芸療法というものをやっています★
★YouTubeやっています★
\クリックすると別窓が開きます/