いま、電話相談で介護やリハビリの困ったことをお聞きしてアドバイスさせていただいております。
そこで意外なことがわかりました。
介護やリハビリ、介護サービスを使っているのに相談される方が多い、ということです。
介護サービス、困ったら? 50代セミリタイア作業療法士 相談受けてみて
介護やリハビリ、すでに受けておられるけれど困りごとがある、と相談される方がいらっしゃいます。
すでに受けておられるということは介護保険を利用されている、ということ。
介護保険を使ってる場合、担当のケアマネジャーがついているはずです。
なぜ担当のケアマネジャーに相談せずわたしに電話相談がくるのでしょうか?
リハビリを受けたりデイサービスに通ったりされているのに、なぜそこの職員に質問されないのでしょうか?
それは、「聞けない、聞くものじゃない」と思いこんでいるひとが多いんじゃないだろうかと思われます。
意外でした。
ケアマネジャーは「困ったことがあったらなんでも連絡してくださいね」と担当の利用者さんたちに声をかけているもの、なんじゃないのでしょうか?
そう告げている、かもしれません。
でも、介護サービス利用者やそのご家族は、「介護やリハビリのことは聞いちゃいけない、介護保険のこと、介護サービスのことだけしか聞いちゃいけない」と思いこんでいる?
介護、リハビリのことなんでも聞いてもいい 50代セミリタイア作業療法士 相談受けてみて
ある方から、「デイサービスに通ってる認知症の母親が、最近衣服を脱ぐのを嫌がって、お風呂に入るのを拒むようになって困っています」という電話相談を受けました。
こういうことが起こっているなら、
- まずケアマネジャーに連絡、相談してみる
- 通ってるデイサービスの職員に相談してみる
やるのはまずこの2つ。
おおよそのことが解決すると思います。
こういった相談なら本来まず担当ケアマネジャーが受けて、利用者の家族と一緒になぜそうなのか考えてアドバイスしたりデイサービス(介護サービス先)に働きかけたりするもの。
そう思っていました。
わたしが電話相談を始めるようになり、意外とそうではないんだな、ということを知りました。
すでに受けている介護サービスや介護保険で受けているリハビリの相談窓口は、ケアマネジャーです。
困ったことわからないことがあったらまずケアマネジャーに聞いてみる。
解決方法を示してくれなかったら受けている介護サービス(デイサービス、デイケア、入所、リハビリ外来、訪問リハビリや看護、介護など)に聞いてみる。
ケアマネジャーがなんらかの解決方法を提示しないことはまずありえない、と考えたいのですが。
ケアマネジャーは変えられる 50代セミリタイア作業療法士 相談受けてみて
しかし、そのケアマネジャーのことについても相談を受けます。
ケアマネジャーに相談しても的を得た答えがかえってこない、解決しない、そぐわないサービスに誘導されるので嫌だ、好きではない、という相談です。
ケアマネジャーは変更できます。
そのことを知らないかたも多いです。
多くの方がガマンされている気がします。
ケアマネジャーを変更してほしい場合、最初にケアマネジャーを紹介してくれたところに変更希望を伝えるだけです。
でも、介護サービスが始まってすぐにケアマネジャーを変えることはしないほうがよい。
もう少し様子を見て、そのうえで判断するのがいいですね。
もう少し、とはどのくらいの期間なのか、ですがそれもむずかしい。
わたしなら、なんどか相談や対応をお願いしてもかんばしくないことが続くようならケアマネジャーの変更を考えます。
ひととひとのお付き合いなので相性もあるし、まず困りごとが解決しない、サービスの誘導や押しつけは困りますね。
介護保険制度のわかりにくさ 50代セミリタイア作業療法士 相談受けてみて
ここにあげたのは電話相談を受けた、ごく一部のお話です。
私自身もですが介護サービスを使われていても意外と介護サービスの使い方、内容、わかっていないかもしれない。
介護保険、介護サービスについて調べても言葉がむすかしいのですよね。
漢字や専門用語が多くてインターネットで調べてみても理解できないことが多いです。
「行政のことだからむずかしい言葉になるんだろうな」ではないのです。
誰にでもわかる、やわらかい、かみくだいた文章で伝える、教えてほしいと切に願います。
★園芸療法というものをやっています★
★YouTubeやっています★
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