NISAで大失敗 50代セミリタイア主婦の過去
新しもの好きなわたし、NISAは非課税で株や投資信託を運用できるというメリットだけを頭に、「やってみよう」と軽いノリで始めました。
その頃まで株も投資信託もやったことがなかったわたし。
そもそも投資信託とはなんぞや?という世代です。
若かりし頃、20代に投資信託はそれほどありませんでした。
まだメジャーな商品ではなく、折しもバブル期、当時は銀行やゆうちょに預ければ相当、それ以上の利息がついた、そんな時代です。
株などはまったく知識がなくて、大学生の頃、ごく数人の知り合いが「財テク」で株を持ったり売買していました。
興味もなかったので財テクについて誰かに聞くことも話すこともなく、そんなふうにお金を殖やす方法もあるんだ、くらいにしか思っていなかった。
親もお金の知識にたけているひとではなかった(のちに母親は株をしていたことを知りますが)、誰に教えてもらうでも知ることもできませんでした。
いまは生まれたときからインターネットはある、本はおろか動画やブログ、あふれるほどの情報があります。
情報もさまざま、自分で取捨選択しなければいけませんが、お金の付き合い方を知ることが容易な時代になりました。
こんな知識を20代に得ていれば。いまのひとたちは恵まれているなぁ。
そう思うこともありますが、それはそれ。
時代は変化していくもの。
NISAでやらかした 50代セミリタイア主婦の過去
話はそれましたが、2015年に一般NISAを始めました。
どうやって始めたかというと、某大手銀行の窓口に出かけていったのです。鴨ネギ状態です。
窓口で話を聞いて、営業の方の言われるがままにNISA口座を開き、すすめられる商品を3つほど買うことになりました。
手数料の高い銀行で、これまた手数料の高い商品をすすめられたわたし。
しばらく自分の買った商品の行く末を見守っていましたが、なんだか収益が出ない。
むしろマイナス、赤字のままでふるわない。
1年半ほどその商品を持っていたと思います。
わたしは赤字になっていくのが耐えられなくて、その商品を売ってしまいました。
その後、相場が転じてその商品も利益が出るようになっていったけれど、それはもう手遅れでした。
投資信託で一番してはいけないことをすべてやらかしてしまった一度目のNISA。
・手数料の高い某都市銀行で口座を開いた
・手数料の高い商品を、内容を良く知ることもせずすすめられるがままに買ってしまった
・収益が出るまで待てず、焦って赤字の状態で売ってしまい、損切りした
みごとにやらかしてます。
損切りしてもその頃の生活に支障が出なかっただけ良かった。
ふたたびのNISA 50代セミリタイア主婦の過去
それからしばらくはNISAは手つかずのまま。
投資も何も、普通預金口座にお金を置いたままの状態でしばらく過ごしていました。
再びお金を殖やしてみようという気持ちになったのは2018年ごろ。
それは楽天証券でポイント投資ができると知ったので、貯まったポイントで運用を始めました。
ポイントなら楽天市場で買い物をしてもらったお金、これなら失敗しても痛くない。
自分で勉強しながら投資するうちに「税金がかからないNISAをもう一度やろう」と、NISA口座を新しく移行して2020年再開しました。
やってはいけないことすべてやらかしたわたし。
商品うんぬんよりまず気をつけることがありました。
・手数料の安いネット証券で口座を開く
・できるだけ管理料など手数料の安い商品を選ぶ
・運用し始めたらすぐに触らない、しばらくじっと待つ
基本中の基本、いまならちょっとネットで調べればすぐわかることをせずに失敗した過去。
つまり、なにごとも人任せではいけない、自分で調べる手間を惜しんではなにも得られない。
高くつきましたが勉強になりました。