今年60歳になってなんだか肩の荷がおりた気分というか、軽くなったというか。
身体は言うこと効きづらくなって支障は出始めてますが、心は一番いまが軽いかもしれません。
なぜだろう。
【60代からは自由】いままでの人生振り返る
いままでの人生つらつら振り返る。
〜10代
10代は自分を表現することがむずかしい子どもでした。
最初に自分の意志を表に大きく出したのは、高校3年生まで習っていたピアノをやめたとき。
受験しようと思っていた学校の先生に習っていたんですが、そのひとがあまりに理不尽すぎて耐えられず。
ほかにやりたいこともなかったわたしはただずっと続けていたピアノをやめるのがなんだか悔しかった、そのまま音楽系の大学に行く、と思っていた。
ピアノをやめてしまったらなんだかすっきりしたけど、目標がなくなってしまって、なんとなく興味のある大学に入った(ピアノはいまもときどき弾いてます
20〜30代
自分の意志でやりたいことを見つけたのは20代、社会人になってから。
なんとなくフラワーデザイン、やってみようかなあ、と思って会社帰りにスクールに通ったらハマりました。
何年か通ってインストラクターまですすんで自分でスクールも開いてみた、その過程はワクワク楽しくて。
でも、そのあとどうする?
このまま続けてどうなる?
と思ったときに前の夫の仕事の関係でアメリカ行きが決まってスクールをたたんでアメリカへ。いわゆる駐妻になった。
子どもはなかなか授からなくて不妊治療を28歳くらいから5年くらいやったけど、前夫の検査の結果が思わしくなく。
授からなすぎてわたしだけノイローゼになった。
前夫との関係がはっきりし始めた。でもあの5年間は無駄ではなかったと思う。
40〜50代
アメリカに行ってESL卒業して時間があるからカレッジに通っていたら園芸療法に出会って。
ハマった。
前夫が先に日本に帰るというのにひとりアメリカに残って40歳を前にして数年間留学生になり。
勉強を続けて園芸療法士に認定されて日本に戻ったけれど職がなくて。
考えた末、老人施設で介護士やりながら園芸療法もやってみた。
しかし自分ひとりでやっても介護保険的に園芸療法は認められずたんなるアクティビティとみなされることが悔しく、44歳でまた学校に入って作業療法士になった。
作業療法士になって晴れて園芸療法やってみて、これがやりたかったことだ!と思ったのもつかの間、施設の態勢が変わって幅広くやれないことになり55歳まで職場を転々と変えてみた。
2019年、55歳でとうとう仕事を辞めた、そのうち新型コロナの流行がやってきて。
前夫とはこのままずっと夫婦をやっていけないことがわかっていたけど離婚に踏み切るまで10年間別居。
ぐずぐずのらりくらり過ごしていました。
そして作業療法士になって就職した年、48歳でようやく離婚届を出しました。
2020年、コロナ禍でいまの夫と結婚、家が立ち退きにあって家をつくって引っ越しして。
落ち着いたいま2024年、60歳。
【60代からは自由】不器用ですから
一番もがいたのは30代後半から40代だったか。
アメリカ滞在、その後帰国しても昼間働いて夜間の学校行ったり、がむしゃらだった。
55歳までもがきながら落胆しながら、でも好きなこともできていたからすすむことができた。
そして60歳になった。
なんかふっと軽くなった。
なんでもいい、なにしてもいいんだ、もう寝る場所あるし食べていけるだろう。
ということで、やりたいことをやっていくことにしました。
しんどかった日々も、点と点だったこともすべてつながっている、といまなら思える。
苦労する必要があったのか?と思うけど、あの苦労は当時苦労と思ってなかった、そんなもんだと思っていた。
もうダメだ、と倒れてしまうくらい忙しいわけじゃなかったってことか。
40代後半は体調おかしくなって少し手術、入院したりしたけどいまのところ身体に大きな異常はない。
「60代は自由だなぁ」と思えるわたしはお気楽だけど、それでいいのかもしれない。
努力したけど子どもは授からなかったので子どもの心配もない。
いまの夫と結婚したら子ども2人と孫6人がついてきた、そしてそのうち両親の介護とか浮上してきそう。まあ、それはそれ。
まだ身体が動く間はきっと人生のギフト期間。
やりたいことやったもん勝ち、な気がしています。
vlogで日々の暮らしをつづっています。
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