年金受給、繰り上げの手続きをすませてきました。
どれくらい減額されて、いくらもらえることになったでしょうか。
【60歳で年金受給、繰り上げた】減額率はどれくらい?
年金を繰り上げする場合、どれくらい減額されるのかはねんきんネットでも確認することができます。
わたしは、老齢基礎年金と老齢厚生年金、どちらも繰り上げました。
まず老齢基礎年金。
手続きに行ったのが60歳と4ヶ月めなので、65歳になるまであと56ヶ月。
減額率は、1ヶ月につきマイナス0.4%。そのため、
56ヶ月X0.4%=22.4%
これだけ減額されます。
老齢厚生年金では減額率が異なります。
わたしは昭和39年に生まれたので特別支給の老齢厚生年金を63歳から受け取れる予定でした。
したがって、老齢厚生年金は63歳から65歳の2年間は減額対象になりません。
そのため、老齢厚生年金の減額率は
32ヶ月X0.4%=12.8%
となります。
【60歳で年金受給、繰り上げた】年金、いくらもらえる?
わたしは20歳から38ヶ月間、国民年金に加入していなかった期間があります。
任意加入だった時期の影響なのか?なぜか未払いのままです。
老齢基礎年金は本来ならば63,000円ほど毎月受給する予定でした。
それが22.4%の減額で、毎月約48,000円受け取ることになります。
厚生年金は14年間加入していており、さらに離婚したときに年金分割を受けました。
老齢厚生年金は65歳からだとひと月53,000円ほどもらえる予定でしたが、月約46,000円の受給になります。
60歳4ヶ月で繰り上げたら老齢基礎年金と老齢厚生年金、合わせて月95,000円ほど。
消費税が引かれるので、受け取れる金額は95,000円より少ないはず。
65歳からの受給に比べて月に2万円の減額になります。
企業年金基金が毎月プラスされると思いますが、加入期間が短くそんなにもらえないはずなので税金が引かれてプラマイゼロというかんじでしょうか。
【60歳で年金受給、繰り上げた】受給額の逆転年齢は
65歳からの支給だと月々11万円くらい受け取れる予定でした。
しかし繰り上げて60歳から年金をもらった場合、受給額が逆転するのは81歳くらいです。
私の母親がいま82歳でちょうどこのくらいの年齢です。
彼女は以前は旅行を楽しんだりしていましたが、いまは膝が悪く、もうそれほど歩けず遠出はできなくなりました。
そんな彼女から生まれたわたし、ということは、アクティブに動けるとしたらせいぜい70代までだと考えています。
70代まで早く年金がもらえるのならそのほうがいい。そう考えて繰り上げの手続きをしました。
【60歳で年金受給、繰り上げた】家計はどうなる
わたしが毎月受給する年金が9万、夫が4万、合わせてわたしたち世帯の年金は月13万円ほど。
夫はできれば75歳くらいまで働きたいと言っているので、それまでは夫の所得とふたりの年金、わたしの少しの所得でやっていく。
仮に夫が仕事を早めに辞めたとしても、資産運用をいまのペースで続ければ老後までやっていけるはず。
いろんな出費や病気、心配すればきりがないけれど、手持ちが少ないなら少ないなりに、まあなんとかなるでしょう、と思っています。
vlogでは日々の暮らしをつづっています。
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