ときどきですが、
あの会社にずっと勤めていたらどうなっていただろう?
アメリカに行かずフラワーアレンジメント教室、続けていたらどうなっただろう?
そんなことを思います。
引っ越しが多くていろんなところをめぐってきましたが、そのたびにやっていたことを終了させてきた。
それはわたしのとって良いことだったなのか悪いことなのか。
結論、
それはどうだかわからない。
ということについて書いてみます。
自分のキャリアは潰されてきた? 50代セミリタイア主婦の想い
1回目の結婚では相手の転勤が思いがけず多く、各地を転々としました。
最初は関西から関東へ。
そのときは景気が良い時代で、前の夫とは別の会社でしたが転勤をお願いしたら東京に転勤させてもらえました。
しかし数年後、前夫は再び関西へ異動。
そのころは景気が傾いていて、わたしは会社を辞めざるを得ませんでした。
このとき、29歳。
まあ子供ができるかもしれないし、辞めてゆっくりしてもいいか、という気持ちでした。
ところが子供は授からず。
わたしはひとりでフラワーアレンジメント教室を開きました。
教室が軌道に乗ってきた頃、また前夫が異動に。
今度はアメリカへ。
わたしが始めた軌道に乗ったフラワーアレンジメント教室をどうするか。
このときはさすがに、
キャリアが潰される。
そんな気持ちが湧いてきた。
会社も辞めた、開いた教室もたたむ。。
続けてきたことは強制終了。。
アメリカには5年くらい滞在する予定だから一緒に来てほしいと前夫に言われました。
悩みました。
だけど悩んだ末、フラワーアレンジメント教室はたたみ、アメリカに行きました。
このときわたしは36歳。
結局、前夫は5年もおらず3年ほどで再び日本に戻ることになりました。
このときわたしはまだアメリカで見つけた園芸療法を勉強している最中だった。
わたしは勉強が終わるまでひとり、アメリカにとどまりました。
初めてわたしはわたしの道のほうを選択したわけです。
ビザを自分で学生ビザに変えてそれから2年ほどアメリカに滞在、勉強。
園芸療法のプログラムを終えて日本に帰国しました。
このとき、41歳。
帰国しても園芸療法ですぐに食べていけるわけもなく、知り合いを頼って園芸療法をやってみたり自分でカルチャーセンターで講習したり。
介護職しながら園芸療法してみたり。
前夫とは帰国してからずっと別居状態、もう元に戻ることはなかった。
自分のキャリアを転機ごとに考える 50代セミリタイア主婦の想い
大きな転機が4回。
会社を辞めた29歳。
フラワーアレンジメント教室を辞めた36歳。
アメリカにひとりとどまり、その後帰国した41歳。
帰国して作業療法士になり離婚した48歳。
3回目はキャリアというか自分の進む道を絶たれたくない気持ちを優先した。
帰国してからも紆余曲折、いろんな経験があり園芸療法士そして作業療法士になったのは4回目の転機。
これも自分の意志で迎えた転機。
前夫と離婚した年でもあります。
それまでも数年間別居、ほぼひとりの状態でしたがほんとうにひとりになる決心がつかなかった。
作業療法士という国家資格を得たことでようやくひとりになりました。
その後56歳で再婚し、パートナーを得たのですが。
1、2回目の転機でキャリアを絶たれたとき、どう思ったか。
1回目は会社に7年間勤めたのでもういいか、と思っていました。
2回目は自分でひらいた教室だったので最初はアメリカに行かない、と主張した。
自分の人生はなんなのだろう、という気持ち。
前夫のキャリアは優先されてわたしのキャリアは?
わたしは、わたしは。
という気持ちでいっぱいだった。
今の時代なら選択肢が増えて、わたしが日本にとどまって単身赴任してもらうことも可能かもしれません。
しかしその当時は夫婦は一対、という前夫の会社の方針だった。
結局アメリカに行ってみていろんな経験ができたので結果オーライだったのですが、行く前は本当に悩みました。
わたしのキャリアが潰される、と。
そんな気持ちになるのもしかたなかった。
けれど、仕事を辞めたり教室をたたんだり、アメリカに行ったのは自分で選んだ選択肢です。
どうしても仕事を辞めない、日本に残りたければそれも可能だったはず。
でもあとで考えれば今までの人生、アメリカに住む機会はこのときくらいしかなかっただろう。
もしかしたら、だけど、これからもある、かもしれないけれど。
アメリカ滞在以外のわたしの今までの人生も、楽しいこと良かったこともたくさんあった。
そう思うと、今までの転機、悪くはない。
悪いことばかりじゃなかった、そう思う。
自分のキャリアは自分が決める 50代セミリタイア主婦の想い
過去に後悔はない。
それはいまも、そしてこれからもそうだと思います。
反省はするが後悔はしない。
わたしの座右の銘、というか、なんとなく自分の中でそう決めています。
悔やんでも過去は戻らないから。
かといって過去は過去としてあり、それを忘れることもない。
忘れる必要もない、と思っています。
過去あったことをふまえて、教訓にして前に進む?
それはわかりません。
教訓になるようなできごとはなきにしもあらずですが、これから起こることは誰にもわからない。
もう一つの座右の銘、というか、わたしの口ぐせ。
なんとかなる。
とともに、これからもちょこちょこ後ろを振り返りつつ、前に進んでいきます。
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