よく見かけていた、HSPという言葉。
「わたしはHSP気質です」とツイッターのプロフィール欄にも書いておられるひとがいて、なんのこと?と思っていました。
あるポッドキャストを聞いていたらHSPの話になり、つい聞き入ってしまいました。
HSP=Highly Sensitive Person、非常に感受性が強く敏感な気質を持つ人、なのですね。
チェックリストがあったのでちょっとやってみました。
わたしはHSPでHSS? 50代セミリタイア主婦
たしかにわたしは小さい頃から親の顔色をうかがってはっきりしたことが言えず、まさに親の言いなりでした。
親の考えていることがなんとなくわかる、弟が叱られているとわたしもビクビクしてしまう。
弟が門限破りの常習者で、いつも母親に閉め出しを食らって泣いていたのを家の中から見ていて、自分のことのようにドキドキしていたことを思い出します。
そういうことをされている弟がかわいそうでつらくて、でも何も言えない、といった子供でした。
親から離れて暮らす今でも親に電話をすると小さい頃と変わらず。
ようやく「そういうことを言われると傷つく、言わないで」と親に言えるようになりましたが、いまでも親にはなかなか理解してもらえないです。
最初の結婚のときも夫と向き合うことができず、「なぜわかってくれないんだろう」と勝手に思っていたところがあります。
言わないと、話さないとわからない、わかりあえないこともある。。
再婚したいまはできるだけ自分の気持ちを伝えるようにはしています。
このHSP。
特徴としては、
- 刺激を受けやすい
- 共感しやすい
- 疲れやすい
- 自己否定、肯定感が低い
- 空気が読めない(空気を読みすぎてしまって)
などの特徴がある、と書いてあります。
HSPの中にも4つの型があるそうです。
わたしが気になったのはそのうちの1つ、HSS=High Sensation Seeking(刺激探求型)。
HSPは内向的で静かな生活を好むのに、HSSは外向的で好奇心が強いのだそうです。
ということは、「HSS型HSP」とは、「非常に敏感なのに刺激を求めてしまう人」。
おとなしくしていたいのに刺激を求める。
そして、傷つきやすいとわかっているのに、刺激を求めずにはいられない。
たしかにわたしは何回も転職を繰り返したり引っ越しをしたり(飽きっぽさ)、やりたいことはやってみるけど続かないことが多い。
特に仕事は、ある程度知ってしまって達成でき、先が見えると、とたんに興味がなくなってしまう。
もう知ってしまった、おもしろくない、と別の職場に移る。
あてはまるといえばあてはまります。
でもハイテンションで外にでかけていって社交的、というのはあてはまらない。
少しHSSの気質はある、ということなんでしょうね。
◯◯気質と言われて、どう? 50代セミリタイアの場合
こうやって、あなたは◯◯気質、と分類されていくのはどうなんでしょうか。
「なるほど、わたしはそういう気質、そういうひとだったんだ」と安心できるのか?
自分の取扱説明書になりえるのだろうか。
HSP気質、とわかったとしても根本から変わらないだろうし、「わたしはHSPなんです」と周りに言ったところでなにも変わらない気がします。
こういう気質だからこういうことに注意しよう、こうやって行動しよう、という心がけはできるかもしれないですね。
それより気質を活かしてなにができるかを考えたほうが建設的な気がします。
繊細、敏感すぎる、だけどそれも長所。
人の気持ちがわかるのならカウンセリングやセラピストは向いていそうですしね。
そういうことならわたしが作業療法士や園芸療法士になったのもうなずけます。
飽き性といっても続いていることはずっと続いているし、「わたしはHSPである」というレッテルを自分に貼ってしまって縛らないほうがよいのではと思ったりします。
あまりに過激に刺激を求めるのは考えものだけど、そういうことはしないし、やってみたいことはできる範囲でやってみている、というのは良いことなんじゃないかと。
HSP以外にも◯◯気質、というものは出てきそうですよね。
みんな違ってみんな良い。
良いところをのばして活かして楽しく生きていけばいい。
みなさんはいかがでしょうか?
「繊細さん」の本
ひとの心身を植物で癒やす。
園芸療法をやっています
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