いまをさかのぼること33年前。
わたしは最初の結婚をしました。
若かったあの頃、わたしは24歳。
ふとその頃を思い出したので書いてみます。
新婚なのになぜケンカを? 50代のわたし、振り返る
新婚早々、忘れもしない、取っ組み合いの大げんかをしました。
あとにも先にもあんなケンカをしたのはまだ1回だけです。
ケンカの原因はすごくしょうもないことです。
結婚したてのわたしと前夫は「結婚したからには家事分担をしよう」と話し合って役割を決めていました。
その後、あっというまにその決まりはくずれさってしまうのですが、その頃はまだ仕事にも気持ちにもゆとりがあった。
ある日、前夫に洗濯、洗濯物干しを頼んだのです。
前夫は、洗った衣類を、洗濯する前の衣類が入っていた洗濯カゴに入れていた。
それを見たわたしは「そのカゴは脱衣カゴ、汚いから洗った衣類は別のカゴを入れるべきだ」と主張した。
しかし前夫は「そんなことはない」と反論。
意見の食い違いからどちらも一歩も許さず、取っ組み合いのケンカになってしまった。
洗濯カゴですよ。
たかが洗濯カゴ。
されど洗濯カゴ。
わたしの実家では洗濯したものは別の洗濯カゴに入れる、2つのカゴがある習慣だった。
洗濯前の衣類と洗濯後の衣類、カゴを分けていた。
夫の実家ではそれはなかったんでしょう。
そんなささいなことで衝突していた。
育った環境が違うから〜
しかたないことなんですけれども。
あの頃のわたしと50代のわたし
いまなら前夫がそんなことをしているのを見ても「洗濯カゴ、分けてないな。でもまあいっか」と広い心?で何も言わないで過ごせる。
だけど結婚したばかりの若いわたしはそれが許せなかった、自分の主張をとおしたかったんでしょうね。
生活習慣の違い、あって当然、どちらが正しいとか正解はない。
最近、結婚しようと思っているカップルが、お試し結婚生活をするそうですね。
それって同棲じゃないの、と思ったけど違うみたいです。
つきあってるけれど一緒に住んだことは無い男女が一緒に何日か同じ屋根の下に住む。
一緒に住むこと、暮らすことを体験してみる、というものみたいです。
わたしはいい考えだな、と思います。
そういう考えが受け入れられてきた、ということもそうです。
わたしが20代の頃は、彼氏の家に入りびたるとか、同棲なんてもってのほかでしたし、ましてや同棲がずるずると長くなって結婚の機会を失って、ということがあった。
いまもあるかもしれないですが。
でも、一緒に住んでみないとわからないことっていっぱいありますよね。
わたしが前夫と洗濯物カゴ一つで取っ組み合いのケンカをしたように、小さなこと、細かい習慣の違いでも、相容れない、理解できないことはいっぱいあるはず。
一度一緒に一定の期間暮らしてみて、「このひとこんな生活をしているんだ」とお互いみること、確認する。
そのあと結婚してからもお互いに話し合って生活習慣の違いやクセなど受け入れたり妥協したり正してもらったりしてうまくやっていける、のかもしれない。
一緒に一定期間暮らして「やっぱりこのひととは無理だ」と思ったら結婚するのはやめましょう、となるかもしれないけれど、それはそれでしかたない。
早い決断で良いかもしれない。
また新しいスタートを切れるかもしれない。
ケンカや仲たがい、あってあたりまえだけど いま思う50代のわたし
結婚は他人同士が一緒になるもの、生活習慣の違いはあってあたりまえ。
お互いに歩み寄ってゆずり合い、新しい習慣を作りながら生活していく。
だけどやっぱりうまくいかないこともある。
若い私と前夫は若気の至りであっというまに結婚してしまったけれど、やっぱりうまくいかなくて別れてしまった。
いまの夫とはよく話すようにしています。
言わないと、話さないとわからないことばかり、言わないでもわかるってことはほとんど無い。
一緒に暮らし始めて8年くらい、いまはうまくいってると思います。
若い頃のようにもう洗濯カゴで取っ組み合いのケンカをする元気もないかも。
でも、あえて言わないこともあるんですよね。
こまごまと言いたいこともある、だけど、まあいいか、で済ませることができるようになった。
年を経たからでしょうか、それともやっと人間ができてきた、というのか。
とにかくストレスのたまらない程度にお互い暮らしていきたいです。
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