50代でセミリタイアしてしまったわたし。
「勤めに出るのがどうしても嫌。好きなこともできていない。。もうセミリタイアしたい!」
その思いがきっかけでした。
50代だからできたんじゃないの?と思われるかもしれませんが、以前にも書いたように48歳で作業療法士になったわたし。
それまで貯金はほとんどありませんでした。
55歳で無職になるまで7年間。
今はどうなのか、うまくいっているのか、貯金は、失敗しない方法は?
お話します。
50代女性セミリタイア ①準備開始
48歳で作業療法士になるまではカツカツの生活でした。
しかし国家資格を取得して就職できたときからセミリタイアの準備は始まっていたかもしれません。
しれない、というのは、まだその頃はセミリタイアする気持ちはなく、作業療法士として一人前にならなければ、という気持ちでいっぱいだった。
正直言って、作業療法士になったといえどももう48歳。
まだまったく経験はありません。
就職できるかどうか。
それが一番心配でした。
しかし、なんとラッキーなことに、一ヶ所面接を受けたらそこがすぐに採用してくださったので、入職。
これで収入は安定すると確信できました。
その年、別居状態だった夫と離婚。
それまでも一人だったようなものですが、あらためて女性一人の生活を始めます。
50代女性セミリタイア ②最初にしたこと
作業療法士という国家資格を取ろうと思った時点でセミリタイアの準備は始まっていたかもしれません。
しかし資格を取ったからといって採用してもらえるかどうかわからなかったので、まず生活できるかどうか、不安はありました。
それでも幸運なことに就職できた。
そこでようやく離婚など身辺整理をし、家計の見直しにとりかかりました。
とことんまで家計を削る。
ただし、ひもじい思いはしないこと。
ストレスのかかる生活はしたくなかった。
つまり、水道や電気、ガスを削るということはしなかった。
そんなに大きく節約できると思わなかったからです。
なので、大きく削れるところはどこか。
無駄と思われること、たとえばスマートフォン、3大キャリアだったところを格安に変えたり、必要のないサブスクリプションはやめたり。
衣類はまったくといっていいくらい買わなくなりました。
今まで買った衣類を着る、どうしても必要なときだけ必要なものを買う、という生活です。
そして食費です。外食は極力やめました。
自宅で好きなものを買ってくる、あるいは作って食べるほうが安くつく。
そうやって家計の見直しをしました。
50代女性セミリタイア ③資金を増やす
わたしはバブル期を経験しているので、金利がとんでもなく高いときを知っています。
そのころは定期預金などでお金を殖やしたこともありましたが、そんなお金はどこへやら、ほとんど残っていませんでした。
儲かる、貯められる時期にお金を持っていてもやっぱり使ってしまうんですよね。
かろうじて残っていた貯金は作業療法士になるためのお金や日々の暮らしに消えていってしまった。
なので、48歳、作業療法士になってからがスタート。
家計を見直して節約し、貯金を始めました。
先取り貯金は肌に合わなかったので、ひと月、残ったお金を貯めていく。
ただ普通預金に預けるだけでなく、ひと月に必要な金額の3ヶ月分を残し、あとは投資へ。
投資、といっても以前、定期預金、定額貯金などしていたくらいで株や外貨などまったく知識がありませんでした。
まだそれほど資産運用がメジャーではなかった時代。
わたしは48歳から勉強し始めました、失敗したりもしました。
いろんな商品や方法を試してみました、今も失敗はあります。
けれども、やってみないとわからない。
ちょっとやってみて、向いていたらその方法でお金にお金を生んでもらう。
たとえば投資信託です。
アップダウンはありますが、ドカンと商品を買わず、少しずつ始めて長く続ける。
楽天証券だとたまった楽天ポイントで投資信託が買えます。
NISAで失敗したあと、わたしも楽天証券のポイント投資から投資信託を始め、様子をみていました。
今までの経緯を見ると、自然と無駄づかいが減り、少しずつお金を貯めることができています。
50代女性セミリタイア ④いくらあればリタイアできる?
お金を節約する、資産運用で増やす。
それにしても、資産がいくらになったらアーリーリタイア、セミリタイアできるの?
と思いますよね。
それには常に資産全体を把握しておくことです。
それと、自分がいくつになったらいくら年金をもらえるかを知ること。
ただし、「アーリーリタイア、セミリタイアできるのは資産いくらになったら絶対できる」という断言はできません。
なぜか?
それは人によって生活が異なるからです。
ひと月に使う金額っていくらなのか。ひと月いくらあれば暮らしていけるのか?
ひとによってそこで差が出るため、いくらでリタイア可能、とは言い切れません。
自分で予測するしかないです。
生活費月10万円の人の場合
たとえばリタイアして月10万円あれば暮らしていける、と計算できたとします。
年に120万円あれば足りるが予想外の出費もいれて150万としておく。
年金が満額もらえるのは今は65歳からです。
65歳になって月々10万円年金がもらえるとしたら、65歳まで暮らしていける資産があればいいわけです。
わたしのように55歳でリタイアした場合、年に150万X10年=1500万円の資産は最低限、必要。
こんなふうに計算すればいくらあればリタイアできるかわかりますね。
50代女性セミリタイア ⑤リタイアしても仕事を続けていく
55歳でセミリタイアしたからといって、遊び呆けているわけではないです。
セミリタイアとはリタイアしたものの何か自宅で、もしくはアルバイト的に仕事を続けて暮らしていくひとたち。
わたしの場合はライティング、ガーデンデザイン、園芸療法、占い、アフィリエイトなどの仕事などで収益を得ています。
1つの仕事にかたよらず、いろんな仕事を手がける、収益を分散させることを心がけています。
なぜなら1つがだめになっても複数の収益があるからです。
いろんな種類の仕事も楽しいです。
また、資産も続けて運用しているので、その利息や分配金、いわゆる不労所得があります。
わたしの場合、セミリタイアしたからといってまったく収入がないわけではなく、資産をキープしながら仕事もして暮らしていることになります。
無職になった時点で自宅で仕事をするにあたってパソコンを買い替えたりしていったん支出は増えました。
でもその後、少しずつではありますが資産は回復しつつあります。
50代女性セミリタイアへの道 まとめ
わたしの経験談なので人によって状況は異なりますが、55歳でセミリタイアするにあたってやったことをまとめてみます。
- 家計を見直した、削った
- 貯蓄、資産運用した
- セミリタイアするのにいくら必要か目標立てた
- セミリタイア後も自宅で働く、資産運用する
わたしの場合ラッキーなのは今の夫と出会えて昨年再婚したことです。
住む家、食べるもの、一部負担してもらっています。
ふたりとも再婚、夫婦にはいろいろあります。
でも助かります。
55歳まで働いていて毎朝、「わたしはなんのために働いているんだろう?わたしのやりたいことはこれじゃないのに」と葛藤した日々を思うと、今はしあわせです。
国は70歳まで働け、と言うが、そんなに働いたあと、わたしのしたいことができるのだろうか?
主婦でもありセミリタイアでもあるわたしの経験。
「わたしとは違う」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
あまり参考にならないかもしれず、申し訳ありません。
ただ、こんな経験もあるのか、と読んでくださるとうれしいです。
いつもありがとうございます。
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