セミリタイアしたものの、将来の生活を考えるとなにも考えずパーッとお金を使っていると困ることになりそうです。
昨年引っ越ししたことで光熱費は節約できつつあります。
そのほか、こんなことも節約なのかな?と思うことがあります。
育てた野菜を味見=節約? 50代セミリタイア主婦の暮らし
わたしは、ライフワークとして園芸療法というものをしています。
園芸、植物、自然を通して人間の心身を癒すセラピー。
新型コロナの自粛期間、園芸療法をストップしてしまい、なんの活動もしませんでした。
ただ、オンラインで園芸療法を教えることくらいしかしなかった。
今年になってそろそろ再開したい、と思ったものの、新しい土地、慣れない場所でどう始めようか、と考え、まずこの土地を知ることから始めることにしました。
このあたりはまだ畑が残っていて農業されているかたも多いので、ボランティアしてみたいと思い、まずは市の農業研修に申し込みました。
いま住んでいる県では、農業ボランティアに参加するには農業研修が必要なのです。
今年4月から研修に参加しています。
ひと月に2〜3回の研修ですが、わたしは野菜はプランターや鉢でしか育てたことがないので大変勉強になっています。
研修は3年間続きますが、1年目からすでに農家さんのお手伝いをさせていただいたりして、農業のたいへんさをひしひしと感じています。
農業研修で育てた野菜たちは市場には出せない、野菜を育てた研修生たちが「味見をする」。
ということで、野菜を収穫するたびに自宅に持って帰り、ありがたくいただいています。
大地のめぐみ。
以前わたしがプランターで育てた野菜とはまったく違ったりっぱな野菜が育ちます。
自給自足にチャレンジ 50代セミリタイア主婦の暮らし
農業研修に参加するうちに、自分の家でも野菜を育ててみたい、という意欲が芽生えてきました。
来年には小さなうちの庭で夫婦二人での野菜作りをしてみようと思っています。
いま住んでいる県の食料自給率は2%。日本の食料自給率は40%を切っている。
異常気象はこれからも続くだろう、輸入に頼っている日本はどうなるのか。
食べ物があふれているいまはどうなるか想像もできないだろうけど、両親から太平洋戦争後の暮らしを聞かされているわたしは少しはイメージできる。
そんなことになってほしくはないけれど、自分たちで食べ物を作ることを自分でも知りたい、やってみたい。
おおげさかもしれないけれど、いまさら感もあるけれど、少しの自給自足、始めてみようと思います。
どういう形で、とか、まだ考えはしっかり定まっていませんが、わたしのライフワークの園芸療法にも通じるところがある。
60代からはそういったことに関わっていけたらなと思っています。
日本を離れて海外に数年住んだ時期もあったけれど、食はやっぱり日本、世界一。
リタイアして海外に住むひともいるけれど、わたしは日本を離れたくない、なぜなら食事に困る。
脱線しましたが、これからわたしがしようとしている小さな自給自足の試みは、シニア夫婦の生活の節約、そしてこれからの日本に小さな影響をおよぼすことになるでしょうか。
はたして、どうでしょう。