何か趣味はありますか?
定期的にやってることってなんでしょう?
わたしは今はとんでもなくインドア派。
引きこもり、できれば買い物も行きたくない。
ネットスーパーで済ませるし、本や雑貨類も全てネットで済ませる。
毎日の散歩に行くわけでもない。
せいぜいバランスボールと鉄アレイを持ち上げてるくらい。
以前はスポーツクラブに行ったりしていましたが、収入のほとんどない今、それもしません。
こんなわたしにもちょっとした趣味ができました。
超・低コストな趣味。それは海釣り
そう、釣りです。
それも堤防からサビキ釣り。
車で海まで行って安い釣り竿もしくは義父の使ってた釣り竿で1日1袋300円弱のエサをちょこちょこカゴに入れて釣り糸を垂らして、待ちます。
それが私たちの釣り、最近の趣味です。
なぜ始めるようになったかというと、夫が好きだからです。
つまり、わたし主体じゃなくてただ人についていっています。
わたしも釣りは嫌いではなくて、小さい頃、父が釣りをしていたのもあって、少しはやったことがあります。
いつも行くのは、夫とその娘婿さんとその子供たち。
釣りというより、
ほぼ一日、ぼーっと外にいる、海を眺めている。
それだけの趣味です。
インドア派、それが海に移っただけ、みたいな気もしますが。
釣果は、というと、いつも小さいイワシ程度でほとんど持ち帰ったことがありません。
全てリリースして帰っています。
しょぼい海釣りでも不思議なことが起きる
でもある時、夫の孫の一人、小学3年生の男の子が入れ食い状態でカマスを吊り上げて、びっくりしたことがありました。
他のメンバーは釣れず、その子だけよく釣れた。
いつもは小さい魚がポツポツ釣れるだけなのに、おかしなこともあるものだ。
海釣りで夫が見たものは
夫が帰ってから話してくれました。
「今日は孫の後ろに義父がいたよ」。
義父は昨年、亡くなっています。
そう、夫は「見える」人なのです。
いつの頃からか、そういう素養があったようです。
はっきりとは見えないらしいですが、彼にだけ起こる現象というのはあって。
早朝、仕事場、誰もいない時間帯に誰もいないはずのトイレ。
パッと開けるとその扉の横に立っておられたり、トイレの個室に入っているとノックされたり。
仕事してるとポンとたたかれたり、一言声かけて行かれたり。
いろんなことが起こりますが、特に怖いことはないそうです。
わたしもそんな話に慣れてしまって、今日亡くなった誰それさんがいたよ、と言われても、ああそう、と言うくらいになってしまいました。
あの時、釣りで一人の孫だけがよく釣れたのは、義父がまだあまり魚が釣れない孫に釣りを教えてくれたんじゃないか、と夫は言っていました。
義父も海釣りが大好きな人で、マイペースに一人でフラッと沖釣りに出かけては大きな魚を持って帰る、ということがよくあったそうです。
その影響で夫も釣りが好きなのです。
義父は孫と一緒には釣りはできず、昨年、亡くなってしまいました。
じいちゃん、一緒に釣りがしたかったのかな?
それとも、
いつまでも釣れないし、どうしようもないから教えてやろうと思ったか?
釣りに行く時は毎回、義父の使っていた釣竿を持っていきます。