救ってくれた言葉

セミリタイアしてから良いことばかり、というわけではなく、この数年間は精神的にまいっていた時期がありました。

このブログもそうです、2021〜2023年はあまり記事が書けなかった。

 

フルタイムの仕事を2019年に辞めてセミリタイアしてから、「解放された」という喜び、安堵する一方で、悶々とした日々を過ごしていたのも事実です。

セミリタイア後、自信なく落ち込む日々

フルタイムで働いていた頃、並行して副業として始めていたことが軌道にのりはじめていました。

セミリタイアしても在宅でその副業だった仕事を続けられる状況でした。

 

そして2019年にフルタイムの仕事を辞め、セミリタイア。まずまず順調。

フルタイムでの仕事のように、週5日、毎日同じ時間に起きて同じ電車に揺られて、という日常から解放されました。

 

しばらくは、良かった。

 

なんとなく元気がなくなってきたのは新型コロナが流行し、自粛が始まった頃です。

罹患の怖さもある、外に出たり人と会うのにも気を使う、できるだけ自宅で過ごさなければいけない。

 

自粛の始まった2020年は、リモートで、ある勉強を始めたのでまだ良かった。

離れていても学びができる、人と話せる。

 

その勉強を修了した頃、2021年。

 

発端は歯の痛みでした。

ブリッジが一ヶ所入っていてそこが痛むので新しい歯医者に通うようになったのですが、その歯医者とまったくウマが合わない。

なかなか治療が進まず、歯は抜かれたまま。食べるのに苦労するようになり、そのうち飲み込みづらくなる、むせこむ。

胸の痛みまで感じるようになり、体の不調は心に影響しました。

 

50代、更年期症状もまだ続いています。

突然熱くなる、手足の冷え、なんとなくだるい、やる気がない、悲しくなる。。

 

「人生100歳と言うけれどこんな状態で80、90歳までなんて、とても生きていけない」

「なんのために生きているのか」

「このまま体が弱っていく」とまで鬱々と考えるようになってしまいました。

 

あの自粛の期間、外に出ることができず人と会えない、旅行にもいけない、気を紛らわせることがむずかしい。

身体も気持ちも弱くなったのはわたしだけではないはず。

心身の不調 救ってくれた言葉

ある日、ある動画を見ました。

そして思いがけず「そうか。ほんとにそうだな」と思えた言葉に出会いました。

 

「一日ひとつ、何かできれば、それでいい」

 

一日ひとつ。

なんでもいい。

 

晩御飯が作れた。掃除ができた。

今日は植物に水やりした、それでもいい。

 

今日、ひとつ出来た自分、よくやった、よく生きてる。

そうか、そう思うようにしよう。

あとは何もしなくてもいい、今は。

 

一日、ひとつ。

当時、この言葉に救われました。

 

その後、新しい歯医者さんに出会い、歯の痛みもおさまり、だいぶ身体は良くなりました。

まだ心身ともにまったく元気、というわけではなく、不調を感じる場面は多々あります。

わけもなく現状に、将来に、自信をなくすこともある。

 

でも、一日、ひとつ。

そのうち、ふたつ、と重ねていけばいい。

いまもそんな気持ちで毎日過ごしています。

 

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