ときめいたときがそのとき【60代でも家づくり】

あなたは自分の建てた家にお住まいですか。

自分で建てようと思ったのはなぜでしょう、どんなきっかけで家をつくられたのでしょう。

 

2年前の2022年夏。わたしたち夫婦は家をつくっている、つくってもらっている真っ最中でした。

ときどき現場に行ってできる様子を見せていただいたりしていました、懐かしく思い出します。

10月に引き渡しになったのですが、立ち退きになったので前の家を壊して更地にしなければならず、山のようにある荷物を片付けていた2022年の夏。

毎日目まぐるしい忙しさでした。

家をつくるきっかけはなんだったのですか

土地を探して購入し、家をいちから建てる、というはじめての経験をした60代夫婦のわたしたち。

60年生きてたってまだまだわからない、知らないことはいっぱいありますね。

家を建てるなんて経験したことがない大事業、人生に一度あるかどうか。

いや、2度3度と家を建ててこられてたかたもいらっしゃるかもしれません。

 

2020年頃から物の値段が上がってきました。

新型コロナの流行、そして戦争の影響です。

そして今年、利上げの年。

これからローンの利息も上がっていくのでしょうか。

するとますます家をつくることがむずかしくなるだろうけれど。

それでも家づくりされているひとはいらっしゃる。

 

わたし自身は持ち家でなくても良い、賃貸で暮らしてもよかったけれど、夫はだんぜん持ち家派。

【60代の家づくり】いまさらの告白 持ち家じゃなくてもよかった

2021年に立ち退きにあったタイミングで「これから住むところ、どうする?」を迫られた。

いろいろ考えましたが、結局、一番難関の「土地を見つけて一から家を建てる」ことを選択しました。

 

夫は持ち家派だけど、家の設計やデザインなど考えたり交渉が大の苦手。

きっと夫にまかせていたら、それらをしなくて済む建売住宅を選んでいた可能性が高い。

だけどわたしは「持ち家一択ならば、自分たちで土地を見つけて一から家を建てよう」と思った。

 

わたしたちの場合、家をつくるきっかけ、タイミングは、立ち退きにあったから。

もし立ち退きにあってなかったら家をつくることはなかったと思います。

 

みなさんどういうタイミングで家をつくるのだろうか。

 

この家をつくるにあたって家づくりのいろんな経験談を読みましたが、みなさんそれぞれなにかきっかけがあったし、ときめく、ひらめくものがあったんだなぁと感じます。

家をつくろうと思う、家づくりに要する熱量

わたしたちよりもっと若い、働き盛りのご家庭なら、自分の家で子どもをのびのび育てたい、とか、独り身だけど自分の城を作りたい、とか。

ご両親と一緒に住むための2世帯住宅を建てるひともいる。

また、ご両親が居なくなってそのあとリフォームし、自分たちにあった家をつくるひともいる。

 

きっかけはさまざまだけど、家をつくろう、と思ったそのときはきっと家づくりにときめいたはず。

家をつくるってほんとうにエネルギーが必要。

なんとなく「家、つくるかぁ」なんて思ってつくるものじゃない、家づくりプロジェクトを進めるにはかなりの熱量もってのぞまなければなし得ない。

 

いつだって家はつくれる、だけど、その波、予感はある時期にしか来ない気がします。

その波に乗れなかったら一生家はつくれないかもしれない。

「家なんてこれからは高価なもの。つくれるわけないじゃない」。

そう思っていてもひとによっては「家をつくりたい」と思う一瞬がおとずれる。

 

家づくり、高価だとしても、お金が工面できそうになくても、自分で家をつくって家族とそこで暮らすんだ、という気概。

悪くないと思います。

 

無理じゃない、いや、無理かもしれないからよく考える必要はあるけど、自分で家をつくりたいときがそのとき、だと思う。

家づくり、ときめきを逃さず、楽しんで。

 

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